こんにちは！
千葉県流山市に拠点を置き、耐火被覆工事を手掛ける施工業者・株式会社阿部建装です。
今回は、耐火被覆の工法のひとつである「吹き付け乾式工法」と「吹き付け半乾式工法」の違いについてお話しいたします。
吹き付け乾式工法とは？
吹き付け乾式工法とは、マキベエやロックウールなどの断熱シートを細かく切断したものを、空気圧で吹き付けて鉄骨や鉄筋コンクリートなどに貼り付ける工法のことです。
吹き付け乾式工法は水や接着剤などを使用しないため、乾式と呼ばれます。
吹き付け乾式工法の特徴は、以下の通りです。
・施工が簡単で速い：空気圧で吹き付けるだけのため、施工が簡単。曲面や凹凸などの形状にも対応可能
・施工後の調整が不要：水や接着剤などを使用しないため、施工後に乾燥や硬化などの調整が不要。シートがずれたり剥がれたりする心配もない
・断熱性や耐火性が高い：シートを細かく切断したものを吹き付けるため、空気層が多くなる。空気層は熱の伝導率が低いため、断熱性や耐火性が高くなる
吹き付け半乾式工法とは？
吹き付け半乾式工法とは、マキベエやロックウールなどの断熱シートを細かく切断したものに水や接着剤などを混ぜて固めたものを、空気圧で吹き付けることで鉄骨や鉄筋コンクリートなどに貼り付ける工法のことです。
水や接着剤などを使用するため、半乾式と呼ばれます。
吹き付け半乾式工法の特徴は、以下の通りです。
・施工が安定している：水や接着剤などを使用することで、シートがしっかりと固定される。施工後に乾燥や硬化することで、シートが密着しやすくなる
・施工後の強度が高い：水や接着剤などを使用することで、シートが一体化する。施工後に乾燥や硬化することで、シートが強度を増す
吹き付け乾式工法と吹き付け半乾式工法の違い
吹き付け乾式工法と吹き付け半乾式工法の違いは、水や接着剤などを使用するかどうかです。
水や接着剤などを使用すると、施工が安定するというメリットがありますが、施工後に乾燥や硬化の時間が必要になります。
また、水や接着剤などの量や種類によっては、シートの性能に影響を与える可能性もあります。
水や接着剤などを使用しないと、施工が簡単で速いというメリットがあるものの、施工後にシートがずれたり剥がれたりするかもしれません。
また、空気圧の調整や吹き付けの均一性にも注意が必要です。
どちらの工法を選択するかは、現場の状況やお客様のご要望に応じて判断します。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
