こんにちは！
千葉県流山市に拠点を構えております、株式会社阿部建装です。
今回は、岩綿を成形して作られる「岩綿吸音板」についてご紹介したいと思います。
岩綿吸音板とは？
岩綿は別名「ロックウール」とも呼ばれるもので、高炉スラグや玄武岩などを高温で溶かして繊維状にした鉱物繊維です。
鉱物繊維は耐火性や断熱性に優れており、吹付け材として耐火被覆工事に広く用いられています。
しかし、岩綿は吹付け材としてだけでなく、成形して板状にしたものもあります。
これが岩綿吸音板と呼ばれるものです。
岩綿吸音板は厚さや密度によって異なりますが、一般的には10mmから50mm程度の厚さで、1平方メートルあたり2kgから10kg程度の重量があります。
岩綿吸音板はどのような場所に使われているの？
岩綿吸音板は名前の通り、音を吸収する効果があるため、音響性能を重視する場所に使われています。
例えば、コンサートホールやスタジオ、カラオケボックスや映画館などです。
また、オフィスや学校などの公共施設でも、騒音対策やプライバシー保護のために使われています。
岩綿吸音板は、天井や壁面に貼り付けたり、パーテーションや間仕切りとして設置したりできます。
色や形もさまざまな種類があり、インテリアとしてもおしゃれに演出することが可能です。
岩綿吸音板と石膏ボードとは何が違うの？
岩綿吸音板とよく比較されるものとしてあるのが、石膏ボードです。
石膏ボードは、建築用素材として広く普及しているもので、主に内装仕上げ材として使われています。
しかし、岩綿吸音板とは異なり、音を反射する効果があります。
音響性能を求める場所では不向きです。
また、耐火性や断熱性も岩綿吸音板に劣ります。
一方で、岩綿吸音板よりも安価で軽量であることや、加工しやすいことなどが利点です。
用途や目的に応じて選択することが大切だといえるでしょう。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
